資金調達

2013年10月26日 土曜日

リースか? 購入か?

資産を購入するか? それともリースにするのか?
それぞれメリット・デメリットがあります。自社の状況に応じて総合的に判断することになります。



  現金購入 借入・割賦購入 リース※
総支払額  少ない  普通(金利が上乗せ)  多い(リース会社の金利、販管費、償却資産税etc.が上乗せ)
資金繰り  購入時にまとまって支出  借入・割賦期間で少しずつ支出  リース期間で少しずつ支出
損金算入額  減価償却費  減価償却費、支払利息  リース料(減価償却費)
節税効果1  定率法の場合、初期段階で多額の減価償却費を計上できる
 
 定率法の場合、初期段階で多額の減価償却費を計上できる
 
 毎期同額しか損金にならない
節税効果2  要件に該当すれば、特別償却or 税額控除の選択が可能
 
 要件に該当すれば、特別償却or 税額控除の選択が可能
 
 要件に該当しても税額控除のみ
銀行対策1  決算書の見た目が悪くなる=格付Down の可能性
 
 決算書の見た目が悪くなる=格付Down の可能性
 
 決算書の見た目がよい(オフバランス)
銀行対策2  融資枠を温存できる  借入の場合、融資枠を使ってしまう  融資枠を温存できる
事務負担  普通(固定資産管理、償却資産申告が必要)  多い(固定資産管理、償却資産申告に加えて、借入の手続が必要)
 
 少ない
保守修繕  買主負担  買主負担  原則は借主負担
その他      リース期間中に中途解約すると損害金が発生
 リース期間終了後は、物件返還or再リース(当初の1/12)を選択
※所有権移転外ファイナンスリースのケース



会社の生命線は資金繰りにありますので、最優先すべき観点は資金繰りです。
と考えた場合、資金繰りが決して楽ではない会社は銀行対策も加味してリースを選択されてはいかがでしょうか。
逆に資金繰りに特に問題がない場合には、現金購入がよろしいかと思われます。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート | 記事URL

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