独立開業

2013年11月 3日 日曜日

計画的に節税をするためには?

節税のパターンは大きく4パターンありますが、別の観点から見るとさらに2パターンあります。
このお話は節税の本を読んでも出てくることはないですが、意外と大事な観点です。

その2パターンとは?



① 納税者がActionを起こさないといけない節税

 例えば、売上代金の回収が長期にわたって滞っている取引先があるとします。何度も督促をしましたが払ってもらえそうもなく、今後も回収するのは難しい場合に、内容証明郵便で債権放棄をすることによって、貸倒損失として節税するやり方があります。どうせ回収できないのであれば、損失を計上して税金を安くしてしまった方が得策という話です。この節税を受けるためには、決算日までに内容証明郵便を書いて郵送するというActionを起こさなければいけません。
 ただ、社長としても節税のためのActionをいつ起こすのか?どのような手続きを踏まないといけないのか?そもそもそんな節税の話さえ知らないという場合も少なくありません。
 そのようなことがないように、弊社では決算が終了する数か月前に決算前検討会を実施して、利益シミュレーションと税金シミュレーションを基に、チェックリストを用いながら節税対策を社長と一緒に考えていきます。そのことにより節税の機会を逃してしまうことを防止し、税金に対する資金準備をしていただくことができます。



② 納税者がActionを起こさなくても、会計事務所の処理ひとつでできる節税

 例えば、社会保険料の未払計上があります。社会保険料は翌月末払いですので、決算日において最低1か月分の未払金(会社負担分)を計上できます。こちらは、会社側がActionを起こさなくても、会計事務所側が決算の際に未払金を立てて経費計上すれば事足りる節税方法です。
 ただし、会計事務所の担当者がこの節税方法に気づかなければ節税機会を逃しますし、そもそもそんな節税方法があることを知らなかったなんてシャレにならないこともあり得ます。それを防止するために、弊社では決算申告の際にチェックリストを使用して、節税漏れがないように目を光らせています。



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2013年11月 2日 土曜日

節税の基礎知識

一言に節税といっても、2×2=4つのタイプに大きく分けられます。
節税=税金が安くなるんだから、何でもいいや!ってのは少し危険です。
最低限次のことは覚えておきましょう。



  a  お金が必要 お金が不要
c  繰延節税 ④ Standard ② Better
d  永久節税 ③ Good ① Best

a お金が必要とは?
 節税するためにはお金が出ていくため、やり過ぎると資金繰りを悪化させます。
 もちろん事業に必要なものであればいいのですが、、
 ほとんどの節税方法はコチラのパターンです。

b お金が不要とは?
 お金が出ていくことなく節税ができるので、資金繰りにやさしいです。

c 繰延節税とは?
 本来であれば将来の経費となるものを、前倒しで経費にする節税方法です(もちろん合法的に!)。
 経費を前倒しにする分、将来の経費は少なくなるわけですから、今回の税金が安くなっても、将来の税金は高くなる可能性があります。
 別の言い方をしますと、税金の先延ばしということです。

d 永久節税とは?
 上記の繰延節税とは異なり、読んで字の如く永久的に節税になります。
 ですので、今回税金が安くなっても、将来の税金が高くなるようなことはありません。



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2013年10月25日 金曜日

経理を簡単にしよう

経理の仕事からはお金は一銭も生み出しません。そこでいかに経理を合理化して、空いた時間で他の有用な業務に取り組めるかがポイントになります。



1.経費精算をキャッシュレスに

・公共料金等の定期的な支払いは口座振替の手続きをしておく。
・経費の支払いは月締めの請求書による振込に統一する。
・経営者・幹部は法人のクレジットカードを使う。
・社員の立替経費は1か月分を「経費精算表」で精算して、給与と一緒に振り込む。



2.支払業務の効率アップ

ネットバンキングを利用する。金融機関と契約が必要
・相手の支払基準ではなく、自社の支払基準で支払日を統一する。
・預金口座数を減らして決済をメイン口座に集中して、口座管理事務を減らす。



3.会計処理のスピードアップ

・振替伝票・総勘定元帳は手書きにしないで、パソコンの会計ソフトに直接入力する。会計ソフトが必要
・会計ソフトに仕訳パターンを登録して、入力時間を削減する。
ネットバンキングのデータをダウンロードして、会計ソフトに取り込む。データ変換ソフトが必要
他の業務ソフト(販売・給与)と連動させて、会計ソフトに取り込む。ソフトが同シリーズである必要あり



4.経理資料の整理保存をスマートに

・請求書等は支払先ごとに分類しないで、支払月単位でファインリングする。
・その他の支払関係の書類はクリアホルダーを使用して、支払月単位で保管しておく。
・不要な書類はシュレッダー処理せずに、廃棄物処分業者にまとめて処分してもらう。



5.給与計算に時間をかけない

・給与明細を印刷して袋詰めするのをやめて、メール送信にする。
・紙のタイムカードをやめて、勤怠管理をデジタルデータで記録し、パソコンで勤怠管理をする。
 PC接続式タイムレコーダー、ICカード式タイムレコーダー等が必要



6.経理本来の仕事とは?

・単純な事務作業から業績管理、資金繰り計画へ



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