経営計画

2014年9月 8日 月曜日

目標は具体的かつ細分化することで実現へと近づく

会社経営において大切なのは目標です。目標を掲げることで、社員が一丸となりひとつにまとまるからです。では、どのように目標を立てればいいのか?
それは、具体的かつ明確な数値を目標に掲げることです。「売上(利益)3億円」「シェア1位」「ユーザー数5000人」といった具合です。そして、こうした会社全体の目標を、商品、部署、個人ごとに細分化して、それぞれの目標を明確化にして、全体の目標の実現に近づけるのです。そうすれば、社員の考えがまとまりやすくなります。 



細分化は「分担」「分類」「分解」

会社全体の目標は先に挙げた「売上」「シェア」「顧客数」といった具体的数値を入れたものでよいでしょう。
今度はそれを個別に落とし込みます。
目標の細分化は次の要領で行います。

1.担当者や店舗、営業所ごとに「分担」
2.商品種類や曜日ごとに「分類」
3.単価や数量、時間などに「分解」

目標細分化の例を業種別にみてみると、だいたい次のようになります。

<サービス業>
(売上)サービス内容、得意先、担当者ごと等の売上単価・売上件数の目標
(原価・経費)サービス内容ごとの時間効率(売上の金額を、掛かった時間で除して計算)等の目標

<小売店・飲食店>
(売上)店舗、曜日、時間帯、商品ごと等の客単価、購入客数の目標。
(原価・経費)仕入や原材料費等は単価・数量(受払・ロス・在庫も考慮する)の目標。人件費は時給・接客効率(購入客数あたりのスタッフ人数)や時間効率等の目標

<製造業・卸売業>
(売上)担当者・商品ごと等の単価・数量の目標
(原価・経費) 製造拠点・商品ごと等の変動費・固定費の目標。変動費のうち原料費等は単価・数量(受払・ロス・在庫も考慮する)の目標。人件費は時給・生産効率(時間あたりの生産量や売上、利益など)等の目標

設定した目標は、実績の進捗を管理する必要があるのは言うまでもありません。会社の管理能力に合わせて無理のない目標を立ててみましょう。



 大阪・北九州・鳥取で税理士をお探しなら、
 税理士法人サクセス・サポートへ



投稿者 税理士法人サクセス・サポート