事業再生

2013年12月17日 火曜日

資金繰りの知識(日常編)

資金繰り対策をするためには、まずは社長が資金繰りに関する知識を持つことが必要です。
最低限、次のことは知っておいてください。




① 利益とキャッシュフローの違いを理解する
 ●両者の差をキャッシュフロー計算書で分析する
 ●発生主義と現金主義の違いを理解する

② 常にキャッシュの量を把握する
 ●理想のキャッシュ量は月商の3か月分以上
 ●ボーダーラインは月商の1か月分または月額固定費の2倍

③ 毎月試算表を作成する
 ●なるべく自計化する
 ●月次決算段階で減価償却・棚卸計算をする
 ●部門別会計を採用する

④ 資金繰り予定表を作成する
 ●未来の資金繰りを把握して必要であれば対策を練る
 ●経営計画書をもとに作成する

⑤ 運転資金の考え方を理解する
 ●売上の上昇に伴い一時的に資金繰りが悪化することを知る

⑥ 過度な節税の弊害を理解する
 ●節税は通常キャッシュアウトを伴うため節税効果以上にキャッシュが減少する
 ●儲かっているときこそ注意

⑦ 「借りる」という意味を理解する
 ●借りたお金は返さなくてはならない
 ●借入の返済原資はあくまで利益である
 ●借りることを優先しない

⑧ 粉飾決算の弊害を理解する
 ●粉飾は麻薬である
 ●粉飾で得た借入は返済できない
 ●会社の現状を把握しにくくなる



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート