事業再生

2013年11月14日 木曜日

リスケとは何か?

リスケとは?

リスケジュール(略してリスケ)とは、借入している銀行と同意の上、一定期間において毎月の元金返済の金額を減額したり、0にすることをいいます。いわゆる返済猶予のことです。ただし、利息は支払う必要があります。
その際、返済条件変更契約書には、
① 毎月の元金返済金額をいくらまで下げるか
② いつからいつまでか(期間は6か月 or 1年が多い)
が記載されます。



延滞とは?

延滞とは銀行の同意なく、返済日に返済をしないことをいい、リスケとは異なるものです。
もしも延滞したらどうなるのでしょうか?
① 催告書の送付
 リスケジュールしないで約3か月放置していると銀行より催告書が送られてきます。
 
② 相殺通知書の送付
 自行にある会社名義と連帯保証人名義の預金が相殺されます。
③ 最終処理の実行
 □ 競売や財産差押えなどの強硬手段
 □ サービサー(債権回収会社)への売却
 □ 保証協会への代位弁済請求



リスケのメリットとデメリット

① メリット
 リスケ期間中は資金繰りが一時的に楽になりますので、その間に本業に専念できます。
② デメリット
 リスケを行っている間は新規融資を受けられません。
 とはいっても、そもそも新規融資を受けられないからこそリスケを行うわけですから、あまりデメリットと思う必要はないかもしれません。
 また、通常の返済額に戻すことができれば、銀行から再び融資を受けられるようになります。
 信用保証協会については、返済再開後6か月~1年経過を再度保証を行う時期の目安としているようです。



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投稿者 税理士法人サクセス・サポート